人気輸入車であるフォルクスワーゲンのT-クロスですが、「買って後悔した」という声も見られます。
結論、後悔の原因は「国産車感覚で選ぶこと」にあります。走行性能はよくても、内装や装備には明確なギャップがあるからです。
本記事では、T-クロスのオーナーの口コミを忖度なしに紹介し、その解決策を提案していきます！
T-クロス購入者が「後悔」する主な3つの理由
画像引用元：フォルクスワーゲン公式サイト
Tクロスは、非常に完成度の高いコンパクトSUVですが、購入後に「思っていたのと違う」と感じてしまう人が一定数いらっしゃいます。
特に多いのが、以下の3点です。
- 内装の質感が価格のわりに安っぽい
- ナビや操作系の使い勝手が悪い
- 低速域の走行フィールに癖がある
T-クロスはフォルクスワーゲンが製造・販売する実用性を最優先したドイツ車です。
日本の文化に最適化した「国産SUV」と比較すると、不満な点が出てきてしまうのは、致し方ないと言えるでしょう。
とは言え、T-クロスに対して一定の不満があるのは事実です。以下で、T-クロスを買って「後悔した」という人の声を詳しく分析していきます！
なお、口コミは、日本最大級のクルマSNSサイトである「みんカラ」の情報を参考にしています。
内装の質感は？ 「質感が低い」と言われる理由とは？
T-クロスに関するネガティブな口コミで最も多いのが、内装の質感に対する不満です。
300万円を超える価格帯でありながら、ダッシュボードや内張りにプラスチックが全面的に使用されており、同価格帯の国産SUVと比較すると、チープな印象を受けてしまうでしょう。
この質感は、コストダウンの一環でもありますが、同時にフォルクスワーゲンの「実用車」としての哲学も反映されています。
汚れても水拭きができ、経年劣化でベタつきにくいという耐久性を重視した結果だからです。
しかし、「輸入車＝高級車」というイメージを持って購入すると、納車後に後悔する原因となりそうです。
純正ナビに対して不満が多い
純正ナビの使い勝手は、T-クロス購入者が後悔を感じやすい大きなポイントです。
住所検索や施設検索の精度が国産ナビに比べて低く、目的地がスムーズに出てこないという不満が多く聞かれます。
また、システム自体が不安定で、画面が突然ブラックアウトしたり、再起動を繰り返したりといった不具合も散見されます。
対策としては、標準装備されている「Apple CarPlay」や「Android Auto」を積極的に活用するのがおすすめです。
iPhoneやAndroidスマートフォンを接続し、GoogleマップやYahoo!カーナビをメインで使用すれば、検索精度の低さや地図データの古さに悩まされることはありません。
純正ナビの機能に過度に期待せず、「スマホ連携のためのディスプレイ」と割り切って運用することも必要でしょう。
走りや燃費は？1.0Lエンジンとハイオク仕様なのは本当？
T-クロスは「1.0L直列3気筒ターボエンジン」を搭載しています。
街乗りではターボの恩恵があるものの、急な登坂や高速道路の合流ではパワー不足を感じさせる場面があります。
また、VW独自の変速機「DSG」はダイレクト感が魅力ですが、日本の渋滞のような低速域ではギクシャクとした挙動が出やすいです。
国産車の滑らかなCVTに慣れていると「乗り心地が悪い」と感じてしまう人もいます。
維持費の面で最も大きな壁となるのが、燃料が「ハイオク指定」である点です。
確かに、ハイオクはレギュラーより高い油種ですが、燃費はとりわけ悪いわけではないみたいです。
1000ccの低排気量エンジンであれば、もう少し燃費が伸びてほしいところではありますが、ターボを搭載していることもあり妥当なラインとも言えそうです。
後部座席は狭い？居住性がないのは本当？
T-クロスはコンパクトなボディサイズゆえに、後部座席の広さについては意見が分かれます。
身長170cm前後の大人が座った場合、膝前にこぶし1〜2個分のスペースは確保されており、頭上空間も高いため決して座れないほど狭くはありません。
しかし、後席にはリクライニング機能がないため、背もたれの角度が固定されている点も、居住性を重視する人にとってはマイナスポイントとなりがちです。
一方で、このクラスのSUVとしては珍しく、後席に最大14cmの前後スライド機能が装備されています。
人が乗る際は座席を後ろに下げて足元を広くし、荷物を多く積む際は前に出すといった柔軟な使い方が可能です。
「基本は1〜2人乗車で、たまに人を乗せる」という使い方や、荷室の使い勝手を重視する人にとっては、むしろ理にかなった設計と言えるでしょう。
知ってますか？ ディーラーで下取り依頼する前にやっておきたいこと
近いうちに車を乗り換える予定があれば、今乗っている車の価値を調べておくことをおすすめします。
なぜなら、ディーラーや販売店に下取りに出した時に、下取り価格が適正なのか判断できないからです…！
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つまり、ディーラーが最初に提示した価格は、高く買い取れるギリギリの価格ではなかったということ。
しかし、自分の車の価値を知らないと、最初に提示された価格が適正なのかわかりませんよね？
そうならないためにも、下取りに出す前に一括査定サイトを使い、自分の車の価値を把握しておきましょう！
T-クロスとライバル車を徹底比較！
後悔しないためには、ライバル車との比較検討が欠かせません。
以下の表で比較した通り、燃費やコストパフォーマンスを最優先するならトヨタ「ヤリスクロス」やホンダ「ヴェゼル」が圧倒的に有利です。
←スマホはスクロールできます→
| T-クロス | トヨタ・ヤリスクロス | ホンダ・ヴェゼル | BMW X1 | |
|---|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約330〜390万円 | 約200〜330万円 | 約275〜400万円 | 約580〜650万円 |
| 使用燃料 | ハイオク | レギュラー | レギュラー | 軽油 / ハイオク |
| 燃費 | 普通 | 非常に良い（HV） | 良い (e:HEV) | 良い (ディーゼル) |
| 内装質感 | プラスチック感強め | 実用重視 | 高級感あり | 非常に高い |
| 後席の広さ | やや狭い | 狭い | 広い | 普通〜広い |
| 走行安定性 | 高速が得意 | 街乗り最適 | バランス型 | 重厚感あり |
なお、内装の質感や走りの余裕を求めるなら、兄貴分である「T-Roc」を選んだ方が満足度は高いでしょう。
T-クロスを選ぶべき人を一言で言うなら、「BMWほどのお金は出せないけれど、国産車にはないガッシリとした高速安定性や安全ボディが欲しい」という人と言えます。
T-クロスを買って後悔しないために
最後に、T-クロスを検討しているなら、購入前にいくつか確認しておきたい点を確認しておきましょう。
以下のポイントを押さえておくと後悔しにくくなります。
- 内装の質感を実車で確認する
- 輸入車ゆえの維持費を理解しておく
- 後席や荷室のサイズが生活スタイルに合うか確認しておく
- DSG（変速機）の癖を理解しておく
このあたりについては、事前に確認・理解しておくと、T-クロスを購入した後に後悔しにくくなるはずです！
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※引用：カービュー公式サイト
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