
BMWの販売台数を支える主力モデルでありながら、なぜか「不人気」と囁かれるX1。
その背景には、古くからのファンが抱く「FF化」や「3気筒エンジン」への厳しい視線がありました。
本記事では、BMW X1のオーナーの口コミをもとに、なぜ「不人気」と言われるのか、その理由に迫っていきます!
BMW X1は本当に不人気?販売実績と評判の真相

画像引用元:BMW公式サイト
結論から言うと、BMW X1は決して不人気な車ではありません。
むしろ、日本の道路事情にマッチしたサイズと高い実用性で、BMWのSUVラインナップ(Xシリーズ)の中でもトップクラスの販売台数を誇っています。
ではなぜ、ネット上では「不人気」と囁かれるのでしょうか。それは、「誰が評価しているか」によって、その見方が真逆になるからです。
中でも、古くからのBMWファンは、
- 「FF」「3気筒エンジン」など、かつてのBMWのこだわりが薄れている
- 中身が「MINI」と同じ
- トルコンATではなく、DCT採用で高級車らしくない
などの辛口評価をしている人もいます。
このように、車としての出来栄えとは別に、BMWの伝統的な設計思想に反しているという点において、熱心なファン層から低い評価を受けているようです。
BMW X1の不人気理由を忖度なしにレビュー!

それでは、ネット上のBMW X1の不人気理由を紹介していきます!
なお口コミは、日本最大級のクルマのSNSサイトである「みんカラ」に寄せられたものを引用します。
不人気理由①:BMWらしくない「FF(前輪駆動)」
多くのファンにとって、FR特有の「後ろから押し出される加速感」や「ハンドリングの軽快さ」こそがBMWの車です。
そのため、効率を優先したFFベースのX1に対して、厳しい評価が下されています。
とは言え、そこはさすがBMW。その偏見を覆してくれるような車作りをしていると評価している人もいます。
確かに、FF特有の動きはありますが、これはあくまでフィーリングの話。
日常の街乗りや高速道路の巡航において、現代のFF技術で作られたX1が他メーカーのSUVに劣ることはありません。
不人気理由②:3気筒エンジンの「振動と騒音」
BMWといえば「シルキーシックス(滑らかな6気筒)」が代名詞ですが、ダウンサイジングの流れで採用された3気筒エンジンには、以下のデメリットがあります。
- アイドリング時の振動
- 加速時のノイズ
「500万円近い高級車を買ったのに、エンジンの質感が国産コンパクトカーと変わらない」という声もあり、購入後の後悔につながる大きな要因となっています。
とは言え、口コミの方が言っているように、ディーゼルモデル2000ccのモデルでは、この不満は解消されるようですね。
不人気理由③:価格に見合わない「内装の質感」
3つ目の理由は、車両価格に対する内装の満足度です。
X1は新車価格で500万円〜600万円台ですが、その価格帯ゆえにユーザーの期待値も高く、内装に対してシビアな評価が下される傾向にあります。
競合となるメルセデス・ベンツやレクサスが、「豪華さ」や「レザー・加飾」を売りにしているのに対し、X1は良く言えば機能美、悪く言えば「プラスチック感」が目立ちます。
特にダッシュボード下部やドアポケット周りの硬質な樹脂素材が、「高いお金を払ったのに質素すぎる」というギャップを生み、不人気と言われる一因となっているようです。
不人気理由④:扱いづらい「ボディサイズ」
「コンパクトSUV」という立ち位置ながら、日本の道路事情には大きすぎるという点も、購入を躊躇させる大きな要因です。
特に、BMWのエントリーモデルとして取り回しの良さを期待していた層からは、以下のような切実な声が聞かれます。
現行モデルの全幅は約1,835mm〜1,845mmです。
しかし、日本には、すれ違いの困難な狭い生活道路が数多く存在します。となると、もはや日本ではコンパクトとは呼べないサイズ感です。
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不人気理由を覆すBMW X1のメリットと魅力とは?

ここまでネガティブな要素を挙げましたが、実際にはX1はBMWのラインナップの中で、多くのユーザーに選ばれている主力モデルの一つです。
その理由は、以下の3つのメリットが、不人気の理由を補っているからです。
- FF化によりクラス最大級の居住空間
- BMW特有のボディ剛性による高速道路での高い安定性
- 安定したリセールバリューと高いブランド力
批判の的となっている「FF化」ですが、実用面で見ればこれこそがX1の武器になっています。
エンジンを横置きにしてFRレイアウトを廃止したことで、同クラスのライバルであるメルセデスGLAやアウディQ3と比較しても、後席の足元とラゲッジルームはトップクラスの広さを確保できました。
「家族でゆったり移動したい」という層にとって、この居住性は駆動方式の違いよりも遥かに重要な価値です。
また、「走りが悪い」と言われるのはあくまでFR時代との比較においての話です。
高いボディ剛性とサスペンション設計により、高速道路での直進安定性や長距離移動の疲れにくさは、国産SUVとは一線を画すレベルにあります。
X1が合わない人のための代替SUV3選
ここまでX1の特徴を見てきて、「自分の求めているものとは少し違うかも…」と感じた方もいるかもしれません。
特に「FF化による走りの変化」や「内装の質感」は、購入後の満足度を大きく左右するポイントです。
もし、あなたがX1のデメリット(駆動方式、内装、信頼性)がどうしても許容できないのであれば、無理に選ぶ必要はありません。
それぞれの欠点を解消できる、最適な代替モデルを3つ紹介します。
- 「BMW本来の走り」を諦められないなら:BMW X3
- 価格に見合った「内装の高級感」が欲しいなら:Audi Q3
- 「故障の不安」をなくし、快適に乗りたいなら:レクサス NX
結論として、「実用性のX1」「質感のQ3」「安心のNX」と考えておくといいでしょう。
自分が車に何を求めているのか(広さか、見た目か、維持の楽さか)を整理すれば、自然と選ぶべき一台が見えてくるはずですよ。
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※引用:カービュー公式サイト
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